中絶手術は不安で、今も罪悪感でいっぱいです。

若気の至りで一生後悔することに

若気の至りで一生後悔することに避妊は大事同意書のサインに困った消えない罪悪感

今でも忘れることができず、これからも一生懺悔すべきこととして忘れることができないのが、20歳の時に経験した中絶手術です。
なぜそのようなことになってしまったのかというと、私の若気の至りの一言に尽きます。
私のお腹に宿った命に対して、若気の至りの言葉だけでは済ますことができないとはわかっていますが、あの時の自分の行動を自分でも許すことができず、決して叶うことはありませんが時間を巻き戻したいとすら強く感じています。
20歳だった私は大学の夏休みに、友人3人と一緒に海へ旅行をしました。
それまでにアルバイトを頑張って貯めたお金で少し贅沢な旅行にしようと、友人たちと盛り上がっていました。
夏という季節のせいにしてはいけませんが、夏の開放感が私の気持ちを大きくしていたのかもしれませんが、友人たちと海で楽しんでいた時に、私たちと同じように4人グループでやって来ていた男性のグループに声を掛けられました。
普段だったらそのような誘いに乗ることはないのですが、やはり気持ちが大きくなっていたのだと思います。

中絶手術をしましたが後遺症が不安でした

学生時代に付き合っている彼との子供を中絶手術しました。
親に相談しようと思いましたが、厳格な家庭で育ってきたため彼とは別れさせられるのはもちろんのこと、相手の家庭に怒鳴り込みに行き、最後には私自身も家から勘当されるような気がしてできませんでした。
なんとなく、最悪のシナリオが頭をよぎり「黙っていること」が一番いいような気がしていました。
中絶にかかる費用が彼が負担してくれることになったのですが、手術までの間、不安で仕方がありませんでした。
でも、その不安を友人に親にも誰にも話すことができなかったのです。
辛くて不安な気持ちを自分の中だけに収めていました。
これまで、健康で風邪など意外に大きな病気をしたことがなかったので「手術」というものに無縁でした。
手術の際には「全身麻酔をする」という看護師さんからの説明があったので「本当に目が覚めるのだろうか?」「痛みはないのだろうか?」と手術が近づくにつれて眠れない日々が続いていました。
当日は、彼が自宅まで迎えに来てくれてい隣県の産婦人科に行きました。
親は、彼が迎えに来てくれたこともあり、単なる「デート」だと思ったようで不審がられることもありませんでした。
手術用の衣服に着替えて、看護師さんが数を数えるとすぐに眠ってしまいました。
目が覚めたときには、無事に中絶手術は終わっていたのです。
麻酔が抜ける過程で私が何度も「気持ち悪い。吐きそう」と言っていたようで、彼がずっと傍らに付き添っていました。
その日は、出血が激しかったこともあり家で横になって寝て過ごしていました。
一か月後、経過を見るためにまた産婦人科を彼と訪れました。
経過は順調でしたので安心したのを覚えています。
その後、彼とはいろいろあって別れてしまい、お互いに別の人と結婚することになりました。
結婚するにあたり、私が不安だったのは「中絶手術の後遺症で赤ちゃんができにくい体になっていないのか?」ということでした。
もし、そうだとしたら結婚する相手に申し訳ないという気持ちがあったのです。
「どうしよう」と数日迷いがあったのですが、結局、「はっきりさせたい」という思いから、産婦人科を受診することにしました。
「若いころに中絶手術をしたのですが後遺症がないか見てもらいたい」と話すのには勇気がいりました。
傍らにいる看護師さんがちらちらとみてくるので嫌な思いもしました。
しかし、診てもらったところ「大丈夫ですよ。普通に妊娠できると思います」と医師が言ってくれたので安心しました。
中絶手術をして改めて思うことは、女性の負担が大きいということです。
男性のほうは体に傷をつけることもなく、別れてしまえば、それも「過去の出来事」と割り切ってしまえるのかもしれません。
でも、女性のほうは、「後遺症によるリスク」の心配もあるし、何より精神的なダメージを強く受けます。
いろいろな事情があったものの、「お腹の赤ちゃんを殺してしまったのは自分なのだ」と思い自分を責めてしまうことが多々ありました。
「申し訳ない」という気持ちでいっぱいだったのです。
私の場合は、彼がセックスの時にいつも避妊をしていないことが原因でした。
避妊をしない彼ももちろん悪いのですが、それを「してほしい」と言えなかった私にも罪はあります。
もう少し勇気があればこのような事態にならなかったと思うと、本当にあの時、お腹の中にいた赤ちゃんには申し訳ないという思いです。
時間がたつと過去の出来事となると思っていましたが、私の中では中絶手術は一生忘れることができないものとなっています。
むしろ、忘れてしまってはいけないのです。
自分が犯した罪を胸に秘めながら生きていきたいと思います。